節分について2018年の方角や由来を子供にわかるくらい簡単に説明します!

スーパーやコンビニなどに行くと、節分フェアが始まっているところが多くなりましたね。
恵方巻を毎年なんとなく食べている方も多いのではないでしょうか?

ところで、恵方巻を食べる方角を毎年指定されていますが、
どうやってこの方角が決まっているかご存知ですか?

ここでは、2018年の方角や、意外と知られていない節分のマメ知識を書いていきます。

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2018年の節分の方角は南南東!

さて、タイトルどおり、2018年の方角は、「南南東(やや右)」となります。

この「方角」とは、その年の歳徳神(としとくじん)がいる方角を指します。
歳徳神は美しい女性の神様で、その年の福徳を司っています。
歳徳神がいる方角を「恵方」と言い、その方角に向かって事を行えば、万事に吉とされます。

この歳徳神がいる方角は、干支と十干(じっかん)の組み合わせによって決まります。

節分の由来を簡単に解説!

古代中国では大晦日に、邪鬼や疫病などを打ち払うため、鬼の面をかぶった人を、桃の弓に葦の矢を射って追い払う、「追儺(ついな)」という行事がありました。
中国人は桃を不老、長命、若さのシンボルとし大好きでした。
そして、葦は軽く目に入ると失明すると言われていました。
一般には鬼やらいとか鬼追い、鬼打ちとも言います。

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これが奈良時代に日本につたわり、平安時代には、天皇の御在所であった宮中において、新年を迎える前の大晦日に、
この「追儺(ついな)」と呼ばれる゛御祓い(おはらい)゛の行事が厳粛に行われていました。

豆まきの行事が定着したのは室町時代中期以降のことで、江戸時代になると、この「追儺(ついな)」はなくなり、節分の行事だけが残りました。

このときから、軒には柊の小枝に鰯の頭を結びつけて吊るし鬼が入れないようにし
(柊の葉の尖った所で目を突かれ鬼が鰯の臭いを嫌うと言われるから)
更に鬼は外、福は内の掛け声と共に豆を撒いて退散させるという形になったそうです。

本来は大晦日の行事でしたが、旧暦では新年が春から始まるため、立春前日の節分の行事に変わっていったということです。
「鬼は外、福は内」と豆をまく理由は、季節の変わり目は、
鬼などの妖怪や悪霊が集まり、疫病や災いをもたらすと考えられていたためです。

豆をまくことによって、自分の家から鬼を打ち払おうとしたのです。
新年を迎える前に、あらゆる病気や災難の象徴としての鬼を追い出して内外を清め、
新年の安寧と繁栄を祈ったのでしょう。

ちなみに、この日に巻き寿司を丸かぶりするのは、大阪では1960年頃に海苔業者が寿司店を巻き込んで海苔の販売促進用広告からスタートしたものが始まりです。
また、昔の大阪の茶屋遊びではマメ(芸者になる前の娘達)に海苔巻きを丸かぶりさせ喜ぶという旦那衆の遊びがヒントになったもので、何のいわれもないそうです。

節分の説明を子供にもわかるようにすると・・・

もし、子供から、
「ねえねえ、なんで豆まきするの?」と聞かれたら、
「この一年を良いものにするために、豆を撒いて鬼を追い払うんだよ」と普通に答えましょう。

そしてもし子供から、
「ねえねえ、なんで恵方巻を食べるの?」と聞かれたら、
「下ネタからはじまったんだよ(^^)」とは言わず、「鬼の金棒に見立てて、金棒を食べちゃうんだよ」とでも言いましょう。
実際にそういう謂れの地域があるらしいので。

「なんで柊を用意するの?」と聞かれたら、
「柊のとげで鬼を刺すんだよ」と答えましょう。

「なぜこの方角を向くの?」と聞かれたら、
「歳徳神という神様がいるからだよ」と答えましょう。

まとめ

節分は、意外と古くから伝わってきていますが、今度は私達親世代が子供たちに伝えていく番です。
意味がある行事ですので、しっかりと伝えていきたいですね。

行事を大切にすると、自然と歴史や文化など、いろんなことも絡んできます。
子供に伝えていくことで、新しい発見や興味につながりそうですね。
ぜひ、子供と一緒に楽しんでみてください。

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