母乳が出るようになったときって嬉しいですよね。
一生懸命ママの胸に吸い付いて、こくんこくんと飲んでいる我が子の愛らしさといったら・・・!
だけど、ママにとっては母乳育児はけっこう大変。
どれだけ飲んでいるのかが目に見えない分、しっかりと飲めているのかな?と気になります。
ストレスがたまると、すぐに母乳量が減ってしまったり。
また、血液と同じ成分ですから、生成するのにもカロリーを使っています。
今回は、母乳をあげても痩せない!というママに、なぜ痩せないのか、どうしたら痩せれるかを書きますね。
産後に母乳をあげても痩せないのはなぜ?
授乳するために、一日に必要なカロリーは、500~700キロカロリーと言われています。
500キロカロリーを運動で消費しようとすると、体重50kgの人は10kmジョギングする必要があります。
そう思うと、けっこうな運動量ですよね。
私には、毎朝10km走るなんてできないので、授乳でそれだけ消費できるのはラッキーだなと思いました。
さて、毎日10km走ることができたら、一ヶ月でそれ相応に痩せると思いませんか?
授乳も同じです。
500キロカロリー消費しているにも関わらず、痩せないのであれば、それは消費カロリー以上に摂取カロリーが高いからです。
一度、自分が食べているものを書き出してみてください。
不要なものや、高カロリーなものがいくつかありませんか?
もちろん、それらをなくすのは簡単じゃないでしょう。
甘いものでストレス発散になったり、産後の唯一の楽しみが食事になっている方も多いと思います。
なので、「なくす」のではなく、「おきかえ」てみましょう。
3時のおやつにチョコではなくさつまいもを蒸すとか、ごはんのおかわりの代わりに春雨をたっぷりいれたスープにするとか・・・
作るのが面倒なときでも、買い置きでもカロリーが少ないものはたくさんあるので、自分の好きなものをストックしてくださいね。
なお、母乳分泌が過多の方は、芋やごはん類の摂取量には気を配ってください。
産後太りを母乳ダイエットで解消!
摂取カロリーが高いとはいえ、食べる量自体を極端に減らすのは控えましょう。
母乳を作るのは、ママが自覚している以上に大仕事だし繊細です。
食べる量を制限することで、母乳量も減ったり、母乳自体が止まってしまったりします。
ですから、食べる量を減らすより前に、食べるバランスを見直しましょう。
野菜(特に根菜類)を中心にして、肉よりも魚を意識して増やしてください。
また、食べる順番も、野菜や汁物を先にしてください。
そして、食事のときは必ず水分をとってくださいね。
カレーやシチューなどは脂質を多く含んでいるため、避ける方が多いですが、
もし食べるときは、意識して水分を多くとることで、乳腺炎を予防することもできます。
「水分」ということで、珈琲やジュースの方もいますが、「お水」または「お茶」にしてください。
人間の80%は水でできています。珈琲やジュースではありません。
それらは嗜好品としては良いかもしれませんが、水分を目的とする場合は不適切です。
また、がぶ飲みをしてしまうと、血中濃度が薄まってしまうため、こまめに少しずつ飲みましょう。
のどが乾く前に飲むと理想的だそうです。
母乳をあげながらダイエット!成功のポイントは?
ダイエットの成功のポイントは、なんといっても「楽しみながらやる」ことです。
一度おっくうに感じてしまうと、次にやり始めるのに時間がかかります。
なので、おきかえるときはできるだけ自分の好きなものを探してみたり、
目標体重を設定して、それに近づくことで達成感を味わったりなどすると長続きします。
もし、「大変だな」とか「いやだな」と思ったら、一旦休止してください。
自分のペースで楽しみながらやってみてくださいね!
赤ちゃんをだっこして家事や散歩をすると、それだけでもだいぶ背中の脂肪が落ちてすっきりしますので、
気分転換に赤ちゃんと一緒に散歩に行くのも良いと思います。
筋肉がつくと、筋肉は水分を含有させるため、一時的に体重が増えますが、
消費カロリーも増えるので、長い目で見ると痩せますし、
また、何よりも見た目が全く違います。
ビフォアー・アフターの写真を撮っておくと、見比べたときに面白いですよ!
ぜひ試してみてください。
まとめ
産後半年はダイエットのチャンスです。
妊娠前になかなか減らなかった体重も、産後は食生活や運動を意識するだけで、面白いようにするすると痩せていきますよ!
また、体に水分を多く含んでいるため、脂肪も動きやすいです。
もし食生活や運動を意識しても痩せない、という場合は、骨盤が広がったり歪んだりなどして、
そこに脂肪を溜め込んでしまっている可能性もあります。
その場合は、整体や骨盤ベルトなどして、骨盤を綺麗に治すと、そのあと痩せていきますよ。
人によっては、母乳をやめたら一ヶ月で産前と同じ体重になった方や、
授乳を続けた結果、産後1年後にいきなり痩せた方もいるようです。
タイミングは人によって違うと思いますが、努力は決して裏切りません。
まずは健康が一番なので、あなたのペースで、焦らずじっくりとりくみましょう。